気仙沼のお魚

エゾイソアイナメ

地方名:ドンコ 旬:晩秋から冬
函館から九州までの太平洋側に分布し、気仙沼では延縄や籠などで漁獲されます。大きさは30センチ前後で、漢字では「蝦夷磯鮎魚女」と表記します。一般的なアイナメはカサゴの仲間ですが、こちらはタラの一種です。家庭ではみそ汁で食べられることが多く、鍋にもよく使われます。秋冬の脂ののった肝が特に美味で、みそと混ぜたものを腹の中に詰めて丸焼きにする「さかさ焼き」という郷土料理もあります。この魚は海底にすむ根魚で、急に釣り上げると腹のものを全部吐き出してしまいます。大きな口に入ったものが同じところから出ていくことが財布を連想させ、「財布ザカナ」とも呼ばれます。気仙沼地方では※えびす講の縁起物として欠かせない魚です。
 ※えびす講……大漁を祝って旧暦10月20日に行われます。

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